Danone Aptamil ケーススタディ

目的

DanoneのAptamil（粉ミルクブランド）に対する関心と認知度を高める目的で、DanoneはHivestackのDSPを活用して、データドリブンなジオターゲティングによるプログラマティックDOOHキャンペーンを展開しました。

HivestackはWavemakerとパートナーシップを組み、新しく親になった人や産婦人科クリニックを訪れる人、競合他社の郵便番号区域の居住者で構成されるカスタムオーディエンスを重点的なターゲットとしました。

ソリューション

キャンペーンは、オーストラリアのDOOHプレミアムスクリーンネットワークのJCDecaux Australia、QMS Media、Tonic Media、Val Morgan Outdoor、Shopper Media Group、BrandSpace - Scentre Group、Motio、Vicinity Centres、BIG Outdoor、Goa、Jolt、Civic Outdoorなどに対して配信が行われ、シドニー、メルボルン、ブリスベンで展開されました。

主要な配信先には、バス停、ショッピングモール、クリニック、アイコニックな屋外広告、薬局、食料品店、アーバンパネルが含まれました。

HivestackのDSPにより、カスタムオーディエンスの創出と、病院や助産院などの高トラフィックエリアでのジオフェンシングによって、ブランドの好感度とスケールが向上しました。続いて、DOOHスクリーンの近くでターゲットオーディエンス（新しく親になった人、産婦人科クリニックを訪れる人）が特に集中しているタイミングでキャンペーンが展開されました。

別の重要な戦略は、オーストラリア全体のColes、Woolworths、その他の評判の良い薬局など、すでにAptamilブランドを扱っている主な小売業者の近くにある好立地をターゲットに定めることでした。またDanoneは、戦術として、競合他社の郵便番号区域の高頻度顧客をターゲットに定めました。

結果

キャンペーンの結果は期待を超えるもので、オーストラリア全体にわたる80のさまざまな地域の1,924スクリーンによって構成されるネットワークにより、860万インプレッションの配信が行われました。

DOOHキャンペーンのインパクトを測定するために、500人の回答者の協力によって、ブランド・リフトの調査が行われましたが、この調査により、特に競合他社と比較した場合の、Aptamilに対する消費者の認知に関する貴重なインサイトが得られました。調査の結果は以下のとおりです。

• 広告記憶が20%向上

• ブランドの好感度が57.14%向上

• ブランドの認知度が88.2%向上

キャンペーンにより、ターゲットオーディエンスへのリーチが48%向上（30%のベンチマーク）したことが確認され、Danoneはパフォーマンスがトップレベルのべニュータイプを特定して今後のキャンペーン計画の参考にすることができました。

お客様の声

「自社でターゲットにできないオーディエンスをターゲットにするには、工夫が必要です。MAIFおよびWHOの制限により、Aptamilが子育て中のオーディエンスに直接アプローチすることは難しいため、歴史的な手段として、主要な小売業者の近くでOOHを活用する必要がありました。それでも、OOHは「一対多」の手法なので、Aptamilブランドを親であるオーディエンスに宣伝することが可能だったのです。今回のキャンペーンは、Aptamilの宣伝として実施された最初のプログラマティックDOOHでしたが、実に的確なターゲットが設定され、優れたBLS結果が得られました。この前進を糧に、より多くのことを達成できます」 - Wavemaker社のクライアントグループディレクター、Amanda Montoya