Salonpas ケーススタディ

目的

肩こりや腰痛緩和用の外用鎮痛消炎剤の開発パイオニアのサロンパスは、米国の生活者へのアプローチ方法を検討していました。ホリデー・シーズンの到来で忙しさが増す中、サロンパスはターゲットに対して季節連動広告を配信。広告の独創性、配信タイミング、および配信先が重要視されており、生活導線におけるターゲティングが最重要課題でした。 

ソリューション

サロンパスはメディア・エージェンシーのBillupsを介して、実店舗およびオンラインでの販売促進にプログラマティックDOOHを活用。Hivestackと緊密に連携し、12月に25都市において、2つのキャンペーンを同時に展開しました。1つ目のキャンペーンでは、50歳以上に対してのブランド認知度向上を目的とし、もう1つのキャンペーンでは、18歳以上に対して特定の場所に連動した（POI=Point Of Interest）ターゲティングを実施しました。 

POIターゲティングでは、特定の店舗の半径1~3マイル以内にいる潜在顧客を抽出。1年の最繁忙期に、2本のキャンペーンを同時に展開することには厳しいCPM、かつ広告在庫の逼迫といった課題も伴いました。しかし、キャンペーンを日ごとに最適化できるよう設定することで、効果が最も高いスクリーンと都市においてキャンペーンを展開することができるようになり、7,800万インプレッションを配信することに成功しました。 

結果

サロンパスのキャンペーンでは、プログラマティックDOOHならではの利点を活用することで、設定した複数のKPIを達成。また、連携する小売業者のポイント・カード・プログラムを介して、店舗での効果も測定しています。キャンペーンを日ごとに最適化することで柔軟な対応が可能になり、リアルタイムに停止、監視、評価することができるようになりました。

キャンペーンでは以下の2つの施策を実施：

1. オーディエンス・ターゲティング

2. POIターゲティング

この設定により、それぞれの店舗の周辺にいる生活者に確実にリーチできるようになり、目標設定CPMで配信することもできました。

また、これらの施策により、4.3倍の費用対効果（ROI）を実現しています。

さらに、サロンパス（Billups）はCatalinaと連携し、主な小売業者のポイント・カード・プログラムを介して売上効果も分析。以下の結果が出ています。

• 売上増0.25%

• 31.39％の店舗で、国内平均より上回りました。