October 7, 2021 | プレスリリース

Hivestack、DOOH媒体社向け「Header Bidder」の提供を開始

Hivestack launches header bidding. Publishers can benefit from a first-price, parallelized, unified auction that maximizes revenue.

DOOH(デジタルアウトオブホーム)広告技術のグローバルリーダーのHivestackが自社のアドサーバに複数のSSP/Ad Exchangeと連携する機能を実現

カナダ·モントリオール(10月7日)- 世界最大の独立系プログラマティック·デジタル·アウトオブホーム(DOOH)広告テクノロジー企業であるHivestackは、自社のアドサーバと複数のSSP/Exchangeとが連携し、媒体社の収益を最適化する新しい統合オークション機能を実現しました。

最近の記事によると、ウェブ媒体社はプログラマティックでの収益化のために平均6つのSSP/Exchangeを利用しており、ヘッダー·ビディング技術を用いて在庫の最適化を行っているとのこと。

Hivestack社の創業者兼CEOであるAndreas Soupliotis氏は、この記事を踏まえて以下のように語っています。「ディスプレイ、モバイル、ビデオ広告の世界で起こったことが、今やDOOHの世界でも起きているのです。DOOH媒体社は、プログラマティックでの収益化のために、DOOHに対応した複数のSSP/Exchangeを利用しています。複数のSSPと連携するため在庫の最適化が複雑になり、直販チャネルとのバランスを取る必要があります。」

この複雑さを解消するため、一部の媒体社ではエンジニアを雇って自社で「メディエーション·システム」を構築するコストを負担しています。これらの「メディエーション·システム」は、連続したウォーターフォール型となっている場合がほとんどで、順番にSSPをチェックしていくだけで収益の最適化には不向きです。今回、ファーストプライスかつ並列処理による統合オークション機能をHivestackのアドサーバに導入したことで、媒体社は開発チームを雇うことなく、収益を最大化できるのです。

Soupliotisは続けて以下のように語っています。「Hivestackアドサーバは、世界中のDOOH媒体社に利用されており、直販とプログラマティックの両方の販売チャネルで真のオーディエンスベースのキャンペーンを配信することが可能です。これまでHivestackアドサーバが連携していたSSP/Exchangeは、自社のHivestack SSPのみでした。しかし、今回の機能向上により、オンライン広告で実現されているヘッダービディング機能をHivestackアドサーバでも取り入れ、複数のSSP/Exchangeに対してアドリクエストを送ることができるようになりました。さらに、この統合オークション機能においては、公平性を保つため、自社のHivestack SSPも他のSSPと平等に取り扱われています。」

DOOH媒体社はこれまで通り各SSPとの個別契約が必要で、ビジネスフローにおいてもHivestackアドサーバが媒体社とSSPパートナーとの間に入ることはありません。

Allvisionのセールス&マーケティング担当役員であるJennifer Bidwellは以下のように述べています。「複数のSSPを利用したプログラマティック販売を最適に管理することは、常に難しい課題でした。当社では独自のウォーターフォール·モデルを構築していましたが、デジタル広告におけるヘッダービディングのようなHivestackの統合オークション機能を歓迎します。」

OUTFRONTカナダのプログラマティック販売担当副社長であるBrendan Dillonも次のようにコメントしています。「デジタル業界出身の私にとって、複数のSSPを並行して最適化できるヘッダービディング型のアドサーバーへの移行は、プログラマティックDOOHのセルサイドにとって自然な流れであることを実感しています。」

Bell Canadaの収益管理担当ディレクターであるFrancois Deschenauxは「Hivestack社のアドサーバに統合オークション機能が導入されたことで、DOOH媒体社は最適な在庫でインプレッションを最大化し、プログラマティック収益を向上させ、プログラマティック·バイヤーへのサービスを向上させることができます」と語りました。

Kinetic CanadaのCEOであるKevin McDonaldは次のように語っています。「Hivestackがヘッダービディング型のアドサーバを発表したことは、Kinetic Canadaにとっても大きなメリットです。媒体社のパートナーは、在庫の最適化を気にすることなく、プログラマティック販売用の在庫を安心して提供できるようになりました。これにより、我々はプレミアム在庫をより多く取り扱うことができるようになるため、売り手·買い手の双方にとってWin-Winの関係なのです」と述べています。