Hivestack、Prebid.orgに正式加盟

モントリオール、カナダ、2022年6月16 - 世界最大の独立系プログラマティックDOOHのテクノロジー企業Hivestackは、オープンソースPrebidプログラマティック広告ソリューションの統括組織であるPrebid.orgに正式加盟したことを発表しました。

HivestackはプログラマティックDOOH業界全体の発展、イノベーション、および標準化にコミットしており、今回の発表はその姿勢を改めて示したものになります。Hivestackはテクノロジーメンバーとして正式にPrebid.orgに参加しており、プログラマティックDOOHの世界にも他のメンバーと共にユニファイドオークションの仕組みを浸透させていく予定です。

Prebid.orgはプログラマティック広告のソリューションの標準化を目的に、エクスチェンジ、媒体社、バイヤー、サードパーティデベロッパーなど150社を超える多様な会員で構成されており、Prebid.js、Prebid Mobile、Prebid Serverといったオープンソースのほか、数千の媒体社に導入された主要なテクノロジーも管理しています。2015年に立ち上げたPrebid.jsは、媒体社が簡単かつシンプルにヘッダービディングプロセスに適合できるようにしたものです。。独自のコードを追加することもできるシンプルでオープンソースの技術レイヤーを作成することで、媒体社はPrebid.jsを使って簡単にヘッダービディングを導入することができ、最大級のデマンドパートナー群と接続することが可能になります。今日、Prebid.jsとPrebid.jsとPrebid Serverは、ウェブ上で最も広く利用されているヘッダービディング「コンテナ」または「ラッパー」です。

Prebid.orgは、このオープンソーステクノロジーの管理に加え、中立的で独立した組織であるため、アドテク企業が媒体社と協力しやすい環境をつくり業界の問題を解決できるように、オンライン広告業界の中で積極的な役割を果たしています。
Hivestackのグローバル最高技術責任者Mina Naguibは次のように述べています。「業界において、公正で透明性がありかつ効率的なソリューションを確保し、促進することを目的とした独立団体であるPrebid.orgに加盟できたことは喜ばしいことです。ソフトウェアの開発を続け、イールドマネージャー / ヘッダービディングのようなエコシステム全体に収益をもたらす革新的な業界初の技術を導入しているHivestackにとって、Prebid.orgへの加盟は、当社のビジネスにおいても絶好の機会です。プログラマティック広告エコシステムの尊敬する同業他社、パートナーの皆様とPrebid.orgの一員になることを嬉しく思います。」

Hivestackは新しく開発したイールドマネージャーを通じて、DOOH媒体社に対して強力で透明性のあるソリューションを確立し、複数のSSPにおけるインベントリを効率的に一体となって収益化できるようにしました。最近の記事によると、オンラインのウェブ媒体社は、プログラマティックディスプレイ広告の収益化のために平均6つのSSP/Exchangesを使用し、収益を最適化するためにヘッダービディングテクノロジーを使用していると報じられています。複数の媒体を個別に管理しなければならないような手間のかかる作業を削減し、DOOH媒体社の収益を高め、媒体管理を最適化するためにオンラインと同様のソリューションを構築する時が来たと判断したのです。

オンライン広告においてヘッダービディングソリューションが「ウォーターフォール」に取って代わったのと同様に、DOOHにおいても在庫管理を最適化する余地はまだまだ非常に多くあります。「ウォーターフォール」では、一度に1つのアドネットワークに対して売買交渉が行われ、もしそのアドネットワークの提示価格がフロアプライスに満たない場合には、次の候補先へと順番に交渉を行い、すべてのインプレッションが（願わくば）売れるまでこのプロセスが続きます。と、もちろんこの方法でも媒体管理はできるのですが、個々の広告販売機会に対してリアルタイムの競争が発生しないために、媒体社は収益の機会を失うリスクがあります。媒体管理最適化ソリューションでは、ユニファイドオークションの仕組みを使って、すべてのパートナーが同時に入札でき機能を提供します。