2023 年7月26日 | プレスリリース
台北(台湾)、モントリオール(カナダ) - 2023年7月26日 - 世界有数の独立系プログラマティックデジタルOOH(DOOH)アドテク企業であるHivestackは本日、インプレッションマルチプライヤーの手法を採用したDOOHインパクトマルチプライヤーの検証ソリューションをAPACの一部地域で提供することを発表しました。
Hivestackは、多くの新興市場で測定の標準化と手法の統一化へのニーズが高まっていることを受けて、インプレッションマルチプライヤーの手法を採用した使いやすくて信頼性が高いソリューションを、APAC地域のメディアオーナー向けに提供します。Nielsenが独立系パートナーとして参画するこのソリューションにより、台湾をはじめとする新興市場のメディアオーナーは、ネットワークに属するすべてのスクリーンについて、リーチとフリークエンシーの算出およびインプレッションの数値化をより正確に行い、世界最大規模のオムニチャネルDSPなどのバイヤーとさらにシームレスに連携できるようになります。また、このソリューションにより、さらに多種多様な業界の広告主が、確度と精度の高いデータ、一貫性のあるフレームワークを活用して、より詳細な情報に基づく意思決定を行い、DOOHのインパクトを測定できるようになります。
このソリューションでは、新興市場のメディアオーナーの媒体普及データ(トラフィックデータ、滞留時間、ビジビリティ予測など)と、主要な通信会社から入手する携帯端末の(匿名化された)決定論的データを組み合わせるHivestack独自の手法により、広告再生1回あたりの最新データをスクリーンごとに測定します。その後、Nielsenが2か月ごとにデータ検証を実施し、Hivestack DOOHの実際のトラフィックと、トラフィック予測およびインプレッション数予測とを比較評価します。その結果、高精度業界のガイドラインに準拠したインプレッションマルチプライヤーが得られます。これをプログラマティック取引に使うことにより、メディアオーナーの売り上げ拡大、インベントリ管理の改善、ビジネス創出の促進を実現できます。
Hivestack北アジア担当業務執行取締役のTroy Yang(トロイ・ヤン)は次のように述べています。「各メディアオーナーの屋外広告インプレッションを、確度が高く統一された方法で測定することは、APAC地域の多くの市場が直面してきた共通の課題でした。そこでHivestackは、世界最大級のプログラマティックDOOHプラットフォームとしてAPAC地域12か国の市場を統合し、既存および新規のパブリッシャーすべてをHivestackのプラットフォームと連携させるこの重要なソリューションを提供することにしました。Hivestackはこれまで長年にわたり、インベントリを最高の水準に保つことに尽力してきました。今回のソリューションも、質の高いインベントリを確実に提供するための取り組みの一環です。このソリューションにより、インプレッションに基づいてOOHを調達するDOOHバイヤーが増え、DOOH業界がまたさらに大きく前進することになります。」
Hivestackは、高品質のインベントリのみをサプライサイドプラットフォーム(SSP)に加えるために厳格な社内プロセスを実施しているだけでなく、各種の業界標準、ガイドライン、ベストプラクティスにも準拠しているため、世界各地のバイヤーとパートナーは、透明性が高くオープンな環境で取引できます。Nielsenと連携した手法を取り入れることにより、業界内でも他に類を見ない確度を実現したHivestackの新ソリューションは、現地のガイドラインに準拠した第三者機関または業界団体による検証体制が整っていない新興市場で信頼性と確度の高い測定標準を確立する取り組みを大きく前進させるものです。Hivestackは引き続き、多くの成熟市場で測定標準を制定している既存のMRC認定業界団体と協力していきます。上記のソリューションは、2023年下半期にAPACの一部地域で提供開始予定です。